ガソリン税の仕組みをわかりやすく解説|いつから、何のために?

車を持っている人なら一度は感じたことがあるかもしれません。
「ガソリンって、税金どれくらいかかってるの?」
「そもそも、何のためにそんなに税金がかかってるの?」

今回はそんな“ガソリン税”について、制度の概要や成り立ちをわかりやすくまとめてみました。


目次

ガソリン税とは?

ガソリン税とは、ガソリンを購入する際に課せられる税金のことです。
実は、ガソリン1リットルあたりに複数の税金が含まれています。

現在かかっている主な税金は以下の通りです:

  • 揮発油税(約48.6円/L)
  • 地方揮発油税(約5.2円/L)
  • 消費税(ガソリン本体+上記税金に対して8〜10%)

つまり、税金に対してさらに税金がかかる=二重課税状態になっています。


なぜ課税されているのか?

ガソリン税は、「道路整備」や「交通インフラ整備」などのために導入されました。
かつてはガソリンの利用が贅沢品に近かったため、課税の対象になりやすかったという背景もあります。


いつから始まったのか?

日本でガソリン税が導入されたのは、昭和27年(1952年)です。
当時は戦後復興の真っ最中で、道路や交通網の整備に多くの資金が必要とされていました。

その後、地方揮発油税が加わり、税体系は複雑化していきました。


ガソリン税の使い道は?

一部は特定財源(道路整備など)として使われてきましたが、現在は一般財源化されています。
つまり、「何に使われているか明確でない部分」も含まれているということです。


二重課税って本当?

はい、事実です。
ガソリンには「本体価格+税金(揮発油税等)」がかかっており、
その合計金額に対してさらに消費税が課税されているため、
税金に対してまた税金がかかっている、という状態です。

これは制度上合法ですが、
「実質的に国民負担が増えている」と感じる人も多いです。


まとめ

ガソリン税は、戦後のインフラ整備のために導入された歴史ある税制です。
しかし現代では、道路整備がある程度完了しているにもかかわらず、
税体系がほぼ変わらず残っている点に疑問を感じる人もいます。

制度を正しく知り、自分の生活にどんな影響があるかを理解することが、
これからの時代を賢く生きる第一歩になるかもしれません。

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