消費税はなぜ導入されたのか?歴史と制度の変遷をまとめてみた

毎日のように支払っている「消費税」。
今では当たり前になっているけれど、もともとはなかった制度です。

しかも、最初は3%だったのに、いまでは10%。
一体どうしてこんなに上がったのでしょうか?
今回は、消費税の仕組みと歴史についてまとめました。


目次

消費税とは?

消費税とは、物やサービスを購入した際にかかる税金のことです。
お店側が代わりに預かって、国に納める「間接税」に分類されます。


なぜ導入されたの?

1980年代、日本は高齢化と社会保障費の増大に直面していました。
また、所得税・法人税だけでは税収が不安定という問題もあり、
より広く・公平に負担してもらうという名目で消費税が導入されました。


消費税の導入と増税の流れ

年度税率主な出来事
1989年(平成元年)3%初めて導入(竹下内閣)
1997年(平成9年)5%橋本内閣で初の増税
2014年(平成26年)8%第二次安倍政権下で増税
2019年(令和元年)10%軽減税率と同時導入

→ 約30年間で、税率は3倍以上に上昇しています。


消費税の使い道は?

もともとは「福祉目的の財源」として導入されましたが、
実際には国の一般財源として広く使われているため、
用途が明確に見えにくいのが課題と言われています。


軽減税率とインボイス制度とは?

  • 軽減税率:食品や新聞など一部商品は8%のまま据え置き(2019年〜)
  • インボイス制度:取引の証拠として「適格請求書」が必要に(2023年〜)

この2つは、消費税をさらに複雑にし、事業者にも大きな影響を与えています。


まとめ

消費税は、導入当初とは使い方も制度の複雑さも大きく変わってきました。
私たちが日々支払っている税金が、どう使われているのか──
知ることで、納税者としての意識も変わるかもしれませんね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次