自動車にかかる税金はいくつある?知らないと損する課税の仕組み

自動車を所有すると、購入時から維持まで、さまざまな税金がかかってきます。
ガソリン税だけじゃない…?と感じる人もいるかもしれませんが、
実は「こんなに多いの!?」と驚くほど多くの種類があるんです。

今回は、自動車にかかる主な税金についてわかりやすくまとめてみました。


目次

かかる税金の種類(主なもの)

税金名タイミング課税主体
自動車税(種別割)毎年都道府県
軽自動車税毎年市区町村
自動車重量税車検時国(国税)
消費税購入時国(国税)
ガソリン税給油時国(揮発油税+地方揮発油税)
環境性能割購入時都道府県

それぞれの税金、何のために?

  • 自動車税・軽自動車税:所有に対して課税。排気量や車種によって金額が異なる
  • 重量税:車の重さに比例。道路の損傷度と関係あり
  • ガソリン税:道路整備や一般財源に
  • 環境性能割:燃費性能に応じた課税。環境対策が目的

なぜこんなに多いの?

もともとは用途別に分かれていたものが制度の変化で残り続けたことが原因です。
例えば、重量税は一時的な制度でしたが、そのまま恒久化されました。
結果的に「多重課税」に近い状態が続いています。


廃止や統一の議論は?

実は、かつて「自動車関連税の簡素化・一本化」が国で議論されていました。
2018年には「自動車税の恒久的軽減」などが施行されましたが、
根本的な構造改革には至っていません。


海外と比べてどう?

税制の特徴
アメリカ所有税ほぼなし/ガソリン税のみの州も
ドイツCO₂排出量に連動した課税が中心
日本所有・重量・燃費・ガソリンすべて課税(多重構造)

日本は、世界的に見ても税項目が多く、かつ複雑なのが特徴です。


まとめ

車を持つとこれだけの税金がかかるということ、
改めて知ると「知らないうちに払ってるお金」の多さに驚くかもしれません。

ただ、制度には理由があり、それぞれの目的もあるので、
まずは正しく理解したうえで、見直しの議論にも注目していきたいですね。

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