「相続税」って、自分には関係ないと思っていませんか？
実は最近、都市部の不動産価格の上昇などで、相続税がかかる人の割合が増えてきていると言われています。
今回は、相続税の基本的な仕組みや、どんなときに課税されるのかをわかりやすく解説します。
目次
相続税とは？
相続税とは、亡くなった人（被相続人）の財産を相続したときにかかる税金のことです。
現金だけでなく、不動産・株式・自動車・貴金属なども対象になります。
どんなときに相続税がかかるの？
相続税がかかるのは、遺産の総額が「基礎控除額」を超えた場合です。
逆に言えば、一定の金額以下であれば、相続税はかかりません。
課税対象となる財産は？
- 預貯金
- 土地・建物などの不動産
- 株式・債券
- 自動車・貴金属
- 死亡保険金（一部）
なお、被相続人の借金などは「債務控除」として差し引かれます。
基礎控除額の計算方法
相続税の基礎控除額は以下の計算式で決まります：
3,000万円 ＋ 600万円 × 法定相続人の数
例：相続人が配偶者＋子ども2人（＝3人）の場合
→ 3,000万円 ＋ 600万円 × 3人 ＝ 4,800万円まで非課税
配偶者や子どもへの特例はある？
あります！
- 配偶者の税額軽減：1億6,000万円 or 法定相続分まで非課税
- 小規模宅地等の特例：自宅の土地などに対し評価額を最大80％減額できる
これにより、実際に課税される人は全体の1割前後と言われています。
まとめ
相続税は、誰にでも関係する可能性のある税金です。
「自分には関係ない」と思っていたけれど、
いざというときに慌てないためにも、仕組みや控除の内容を知っておくことが大切です。
家族の資産を守るためにも、早めに準備しておきたいですね。
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