「給料から“住民税”って引かれてるけど、これって何の税金?」
「所得税とは別モノなの?」
毎月の給与明細で目にする“住民税”ですが、
実は中身をよく知らないという人も多いはず。
今回は、住民税のしくみや、所得税との違いについてわかりやすく解説します。
目次
住民税とは?
住民税とは、都道府県や市区町村に納める“地方税”です。
その地域に住んでいる人が、その地域の行政サービスを受けるために支払うものです。
国に払う所得税とは異なり、地方自治体に支払うのがポイントです。
所得税との違いは?
税金の種類 | 誰に払う? | 計算方法 | 納付タイミング |
---|---|---|---|
所得税 | 国 | 累進課税(段階的に税率UP) | 毎月源泉徴収+年末調整 |
住民税 | 都道府県+市区町村 | 一律10%(所得割)+定額(均等割) | 翌年6月から納付開始 |
特に大きな違いは、
所得税は“今年の所得”にかかるのに対し、住民税は“去年の所得”に基づくという点です。
住民税はいくらかかるの?
一般的には以下のような構成になります:
- 所得割:課税所得の約10%(地域により若干差あり)
- 均等割:誰でも一律でかかる税金(年額5,000円前後が多い)
例えば、課税所得が300万円の人の場合:
→ 住民税= 約30万円前後(=所得割10%+均等割)
会社員の場合はどうやって払ってるの?
会社員の場合、「特別徴収」といって、
住民税は給与から毎月天引きされています(所得税とは別)。
前年の所得に応じて、6月から翌年5月までの12か月で分割払いされます。
自営業・フリーランスの場合は?
自営業者やフリーランスは「普通徴収」となり、
住民税を年4回に分けて、自分で納めます(6月・8月・10月・翌年1月が一般的)。
まとめ
住民税は、所得税とは別に発生する“地方の税金”です。
前年の所得に応じてかかるため、
「収入が上がった翌年、急に住民税が増えた!」というケースもよくあります。
家計管理をしっかりするためにも、
住民税の仕組みをきちんと理解しておくことが大切ですね。
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